忘れていました
暖かくなったのが原因ではないのですが、冷凍庫の中身をちょっと点検したいたら、すっかり忘れていたものが出てきて、あっ、と思わず声が出ました。
昨年の年末だったと思いますが、とにかくその時分に作った干し芋です。
このあたりでは切干芋なんて呼んだりもします。
干し芋はそれ自体が保存食ですから、ある程度は常温で放置しておいても日持ちするのですが、やはり固くなりますし、品質が悪くもなります。
なので、我が家ではある程度天日に干して水分を飛ばすと、冷凍庫に入れて保存するようにしています。
長期保存できますし、解凍すれば、何の問題もなく食べられます。
収穫したサツマイモがどうしても食べきれずに余ってしまうので、その対応策ですね。
生芋で保存しておいてもいいのですが、茹でて干し芋にしておけば、後ですぐにお菓子感覚で食べられますから。
まあ、そんなことで、忘れてしまったということですね。
食べます
さっそく解凍して食べました。
……一言で表現すると、素朴な味です。
店で販売されている干し芋の、あの甘さはありません。
ほんのり甘いという程度です。
そして、ちょっとボソボソとした食感。
美味いかと問われると、微妙としか答えられません。
ベニアズマ
この干し芋の元であるサツマイモの種類はベニアズマ。
焼き芋にすると、ほくほくとした感じになるサツマイモです。
干し芋にはあまり適していない品種ですし、うちの畑はどうもサツマイモの糖度が高くなりにくいようで、微妙な甘さと食感は、それが原因のようです。
最近人気のベニハルカなら、甘さも食感も違うものができるでしょうね。
ただ、食べているとこれはこれで美味しく感じるようになり、くせになるのが不思議です。