苔のカエルの雑記録

~ここは関東のとある限界集落~山間の田舎暮らしをつづっています

6月13日 梅雨の晴れ間とシノブ

朝から強い陽射し

このところずっとパッとしない天候が続いています。まぁ、梅雨ですからしょうがないですけどね。

でも、今日は朝からとてもいい天気。梅雨の季節には、災害にならないくらいに雨がある程度は降らないと水不足になってしまい困りますが、やはり太陽が出ていたほうが気持ちがいいのは確かです。

そして梅雨といえば、これですね。

我が家の敷地内のアジサイも、時期に遅れることなく、しっかりと咲きはじめました。

朝の白っぽい陽光に、花が光って見えてとてもきれいです。

そのアジサイの近くでは、シノブが葉を旺盛に拡げています。

シダ植物も、やはり梅雨の時期はいきいきとして見えますね。

艶があり、色合いの良いグリーンです。

これはトキワシノブではなく、シノブです。昨年の晩秋には紅葉して葉を落としていましたが、5月の中頃に新芽が出始め、いまではこのように立派な枝葉に成長しました。

ちなみに、昨年の11月中旬はこんな様子でした↓

この後、完全に葉を落とします。

なお、トキワシノブはその名の通り冬でも緑の葉を保ちます。ですから、園芸では常緑のトキワシノブがシノブより重宝される傾向があり、知名度もトキワシノブのほうが高いのは確かでしょう。シノブとトキワシノブを分けて考えていない人も多いかもしれません。でも、この2つは同じシノブ科ですが別の植物です。

昨年に根を分け、ベランダの鉢植えにしたものも元気に何本もの枝を伸ばしてきています。シノブは比較的簡単に株分けをすることができます。日陰でも育ちますし、栄養もそれほど必要としない植物です。これは多くのシダ植物に共通して言えることでもあります。

これは祖父の代からある数十年物の盆栽ですが、こちらのシノブもいい具合に葉が茂ってきているようです。このシノブは特に植え替えることもしていないのですが、長年にわたりしっかりと葉を茂らせます。