苔のカエルの雑記録

~ここは関東のとある限界集落~山間の田舎暮らしをつづっています

育てている苔を紹介します。ツヤゴケ

かなり身近

育てている苔を紹介するシリーズ。今回はツヤゴケです。

ツヤゴケの名は、葉が艶を放つことが由来のようです。特に乾燥時は独特の艶を放ちます。

ハイゴケやシノブゴケのようにマット状に拡がっていく性質の苔です。

美しい黄緑色に繁茂するので、屋外の庭園の装飾として利用することができます。またそれだけでなく、苔玉やテラリウムでも使える種類でもあります。使い勝手がよく人気のある苔です。

ホソミツヤゴケ、エダツヤゴケなどいくつかの種類がありますが、園芸ではそのようなツヤゴケのグループを総称して「ツヤゴケ」と呼ぶことが多いようです。

実は我が家の周辺でもっとも多く見られるのが、このツヤゴケです。

道路脇やコンクリートの壁などにたくさん自生しています。我が家の敷地内にもたくさん生えています。

ですので、そういう意味では、わざわざ育てる必要はないのですが、木の枝や落葉などを巻き込んでいない、きれいなマット状のハイゴケを確保したいこともあり、種苗用のトレーを使って育てています。

特徴と育て方

乾燥に強いタイプの苔ではありません。ですので、屋外の庭等で育てる場合は、乾燥状態が長く続かないように気を配る必要があります。実際に育てている感じとしては、一日に数時間、木漏れ日が当たるような場所がもっとも適しているようです。水やりは、早朝か夕方の涼しい時間に行います。

屋内のテラリウムで育てる場合は、直射日光の当たらない明るめの窓際に置きましょう。ただし、温度は上がりすぎないように注意してください。容器内が高温になり、苔が蒸れると弱ってしまいます。枯れてしまうことも多々あります。

また、密閉容器で常に高湿度の状態で育てると、ひょろ長く上方に伸びてしまう傾向があります。本来のツヤゴケの性質である、横方向にマット状には広がりにくくなりますので、育てる場合はご注意ください。