苔のカエルの雑記録

~ここは関東のとある限界集落~山間の田舎暮らしをつづっています

育てている苔を紹介します。ハリガネゴケ

ハリガネゴケ

育てている苔を紹介するシリーズ。第7回はハリガネゴケです。

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苔の中では少々脇役的なイメージですが、道路脇にあるコンクリートの上など身近なところで自生しており、日本全国に広く分布している種類の苔です。

このブログで以前に紹介したギンゴケや、ちょっと形の似ているホソウリゴケと生育環境が近いために、それらとしばしば混生しているものを見ることがあります。丸く拡がった集団で生えていることが多いですが、パラパラと平面的に拡がっている場合もあります。

乾燥状態では縮れていますが、水分を得ると写真のように葉を花のように広げてかわいい姿を見せます。庭園用というよりは、テラリウムのちんまりとした環境の方が映えるような気がします。

特徴と育て方

乾燥系の環境を好みます。前述したようにギンゴケの生育環境に近いので、ギンゴケと同じように乾燥気味の比較的明るい場所で育てる必要があります。

半日陰でも育ちますが、一日のうち数時間は日光が当たるようにしたいところです。テラリウムで育てる場合は、家の中で陽光を確保できる場所に置いてください。

道路脇の過酷な環境でも育つ苔ですので暑さには強いです。水やりの頻度もそれほど神経質にならなくても大丈夫です。逆に、蒸れることには弱いので、育てる場合は水やりのタイミングに注意する必要があります。水をあげる場合は、蒸れないように涼しくなった夕方以降に行ってください。