もちろんツンとくる辛さです
春になってこんなものも出来はじめました。
畑ワサビです。
葉ワサビとか陸ワサビなどと呼ばれることもあります。種類としては、根茎が太くなりそれをすりおろして食べるあのワサビと同じです。根茎が太くなるワサビは沢ワサビと呼ばれていたりします。
沢ワサビは水辺(川や沢の浅瀬・ワサビ田)で栽培されます。一般的にワサビといえばこちらを思い浮かべるとおもいます。一方、畑ワサビはその名の通り通常の畑で栽培します。普通の野菜を育てるのと基本は同じです。
畑ワサビは葉と茎を食べます(根はほとんど太くなりません)。葉と茎を塩で下処理をし、熱湯でさっと茹でることでワサビのツンとくるあの辛さを引き出すことができるのです。ただ、これは温度と時間の管理が少々難しく、失敗すると辛さを引き出すことができません。醤油漬けで食べる方法もあります。
写真の畑ワサビは、沢の近くの畑で栽培しています。畑で栽培できるとはいっても、涼しいところを好む植物なので、水辺に近い半日陰の所でないとうまく育ちません。水の管理もほかの野菜よりは難しい作物です。
販売のために栽培していますので、もちろん肥料もやっています。写真のような株まで大きくするには、肥料をしないとなかなか育ちません。けっこう手間がかかっています。
大量に流通している野菜ではありませんが、辛みがうまく出せれば、けっこうおいしいです。道の駅など、どこかで見かけたら一度試してみてはいかがでしょうか。