苔のカエルの雑記録

~ここは関東のとある限界集落~山間の田舎暮らしをつづっています

苔にもいろいろあります。スナゴケ

スナゴケ(砂苔)

育てている苔を紹介するシリーズ。

3回目の今回はスナゴケ(砂苔)になります。

f:id:kokenokaelu:20220306171406j:plain

ナマコじゃありませんよ。

スナゴケは、コロニー(群生)を作る苔です。コロニーは、この写真のようにこんもりとした形になることもありますし、ある程度の拡がりを持った平面的なものになることもあります。ただ、マット状になって旺盛に横に拡がっていくタイプの苔ではありません。

密生して星形に葉を広げます。そんなかわいい外観を持っているので人気があります。園芸用に広く販売されており、庭に植えられていることも多い種です。

特徴と育て方

名前が示すように、湿り気のある砂地や河原などに生えています。道路脇のアスファルトやコンクリートの上にも見かけることがあります。よく目にする苔の代表格と言ってもいいでしょう。

※他人の敷地において無断で苔を採取することは違法ですので、ご注意ください。

スナゴケは苔の中でも頑強な種類として知られています。乾燥に強く、直射日光が当たっても大丈夫です。というか、育成にはある程度の直射日光を当てる必要があります。一般的に苔は日陰で多湿を好むイメージが強いですが、スナゴケはそのイメージとはちょっと違います。コンクリート家屋の屋上の緑化にスナゴケを使う場合があるのは、この性質を利用しているわけです。ただ、蒸れには弱いので、その点には注意が必要です。

水は毎日やる必要はありません。外で育てる場合は、一週間に一度くらいの頻度で日中の暑い時間帯を避けて水やりをすれば大丈夫です。逆に、テラリウムなど室内での生育は適さないようです。直射日光を必要とするため管理が難しく、手間がかかります。