苔のカエルの雑記録

~ここは関東のとある限界集落~山間の田舎暮らしをつづっています

近所の竹林について考えました

荒れ放題の竹林

竹林について友人と話す機会がありました。

ですので、今日は近所の竹林について書きたいと思います。

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これが我が家の近所にある竹林です。

見ての通りの荒れ放題。

この竹林の所有者は、もうこの集落に住んではいません。

完全に放棄された竹林です。

竹が倒れたりしていて、見るも無残な有様です。

強風が吹くと、枯れた竹が飛んできたりもしますしね。

しかし、もちろん勝手に他人の所有地に入ることはできませんし、竹林を手入れすることも当然できません。見ているしかないのが現状です。

全国的な問題

放置された竹林は、全国各地で問題になっていると聞きます。

竹は根を伸ばし横にどんどんと拡がっていくうえ、その根が浅いために土砂崩れ防止になりにくいという特徴があります。

それどころか、根の浅さが災いして、竹林がまるごと一気に斜面を滑り落ちるというリスクをはらんでいるとも言われます。これは森林と大きく違うところです。

それに写真でもわかるように、放置された竹林はうっそうとした藪になるため、動物の格好の隠れ家になります。この竹林の隣はうちの畑です。

農作物を作る身としては害獣の問題は深刻ですが、この竹林問題はそこにも大きな影を落としています。動物による農作物の被害は、けっして動物だけに原因があるのではないのです。実際、写真の竹林では夜になると時折、鹿の鳴き声が聞こえます。

この竹林の問題は正直言って、すぐにどうにかなる問題ではありません。

結局のところ、我が家の近所の竹林も同様です。