苔のカエルの雑記録

~ここは関東のとある限界集落~山間の田舎暮らしをつづっています

盛夏のフロウソウ

一般のコケ植物についてのイメージは多湿を好むというものでしょう。でも、スナゴケやギンゴケのように暑さや乾燥に強く、むしろ常に多湿の環境を苦手としている種類もありますし、イメージ通りジメジメした環境でしか育たないものもあります。

一概にコケ植物といっても、千差万別ですね。

高湿度を好む、フロウソウ

このブログでも何回か取り上げている、大型の苔であるフロウソウは乾燥を嫌うほか、高温にも弱い種類の苔です。

もともと沢の周囲の日陰に生えていることの多い苔です。夏でも涼しく、ちょっと薄暗いところが好みです。

ですから、盛夏の今の時期はテラリウム内のフロウソウにはちょっと神経を使います。

我が家で育てているフロウソウの、これが現在の様子です。

緑を保って今は元気に育っていますが、乾燥や高温そして蒸れなどによって、すぐに茶色に変色をはじめてしまうのがこの苔です。油断はできません。

管理としては直射日光の当たらない場所に置くのが鉄則です。湿度は常に高い状態にしておくことが好ましく、温度については25度くらいを目安に保つのが理想のようです。ですが、温度に関しては30度を超える状態が長時間続かなければ、すぐに弱ってしまうことはないように感じています。

※とはいっても、やはり30度超えはできるだけ避ける方が無難です。

大事なのは、こまめに観察して、テラリウム内の生育環境が短い時間で大きく変化しないようにすることでしょうか。